【体験談】宅浪で大阪大学外国語学部に合格した かんちゃん さんの体験談

2022年度に宅浪コミュニティのメンバーだったかんちゃんと申します。

二浪の末、大阪大学外国語学部に合格することができました。

この記事では、二浪した経緯とアドバイスを書こうと思います。

特に、受験を通してメンタル面で不調気味な人には参考になるかもしれません。

目次

二浪目までの流れ

私が大学受験勉強を始めたのは高校2年生の夏です。

数学と英語が周りよりも遅れていたので、基礎からやり直しました。

高校3年生の夏に成績が伸び始めましたが、実力不足で現役時は不合格に。そのまま一浪目に突入していきました。

一浪目の前半までは、勉強も上手くいき、模試の判定も良くなったのですが、一浪目の後半に大きくメンタルを崩してしまいました

もともと、私の10代は悩んでばかりでした。苦しくて食事が取れなかったり眠れない日もあり、それでもなんとか乗り越えてきたものの、そこに試験へのプレッシャーも重なり、上手く自分をコントロールできなくなってしまったのかもしれません。

結局一浪目は試験どころではなくなってしまい、二浪目に突入しました。

二浪目に入ってからしばらくは、思い切ってゆっくり休みました。それが良かったようで、もう一度勉強に向き合うことができるようになりました。

毎日ではなかったですが、時々気が向いたときに、コミュニティにその日やった勉強を投稿していました。他の人の投稿も励みになっていました。

直前期から本番まで

1月に入ってからは、プレッシャーから体調を崩し、食事が取れなくなってしまいました

本当に苦しくてだっちー(本ブログ管理人)さんにもよく相談していました。親身に相談にのって下さって、ありがたかったです。

結局共通テストの当日も気持ちが悪くて、ビニール袋を持っていきました。いくら吐き気がしても、食べなければエネルギーが出ないので、上手くコントロールしながら、食事を取りました。

私のように試験当日吐き気に悩まされる人にアドバイス

試験当日は、早めに起きておかゆを食べました。試験場にもおかゆを持っていきお昼はそれを食べました。

ただ、おかゆだけではお腹が空いてしまうので、こまめにお菓子を食べたりしました。

また、気分がいいときに、おにぎりをかじったりしていました。

参考になれば幸いです。

メンタル低下による体調不良でも、前に進むしかない

結局、共通テストから2次試験までの間もやはり体調は優れませんでしたが、とにかく先に進むしかないと考えて、一日一日を一生懸命過ごしました。一ヶ月がとても長く感じました。

とにかく先に進むしかないと考えた背景としては、今回は逃げるわけにはいかないという思いが自分を支えていたんだと思います。メンタルを理由にまた試験から逃げてしまったら、多分何浪しても、同じ結果になってしまうと考えていました。

私の場合、試験の不安だけでなく、心の不安定さからか、全然関係の無い悩みや、昔のことなんかが思い出されて、そういったものに苦しめられました。

しかし、人間は変化していく生き物だから、今の精神状態が一生続くわけではない、とにかく今は、参考書を開いて前に進もうと意識して頑張っていました。

二次試験に向けた英語対策

この時期(共通テスト後~二次試験)過去問演習を重点的に行いました。他大学の過去問にも触れたりしていました。

阪大の外国語学部の英語の時間は2時間なのですが、家で2時間集中して解くのが大変だったので、いつも分けて解いていました。ただ一回でも良いから、本番の通り、2時間通してやっておけば良かったと今では思います。

また、阪大の外国語学部は和文英訳や自由英作文の配点が高いので、しっかり点数がとれるように、最後の一ヶ月だけ、地元の個人塾添削してもらいました。

敢えて難しい単語を使おうとせず、シンプルに書くことが大切だとわかりました。

どうして、あんなに難しい問題(特に和文英訳)を出すんだろうと私はずっと疑問でしたが、自分なりになんとか解こうとするその姿勢を採点者は見ているんだと、阪大の参考書に書いてあり、とても納得させられました。

なので、自分には書けないと思っても、なにかしら答えを出して書くようにしていました。

本番

私大受験で、試験慣れをしていたおかげもあって、阪大の試験は落ち着いて取り組むことができました。

コロナで昼休みは換気が行われ、かなり寒かったです。

最初の科目が上手く行かなくても、後半の科目で、逆転も可能です。諦めずに進みましょう。

受験生へのアドバイス

たとえ、もう間に合わないと思っても最後まで諦めないことがとても大切です。

私の場合、世界史では前日に確認した問題が多く出たり、理科基礎では、行きの電車で確認した問題が出たりしました。

多浪や宅浪は本当に辛いと思います。

メンタルを保つためにも、外の世界と関わりを持つことが重要です。宅浪コミュニティに参加してみたり、外に散歩に行ったり…

先が見えないぐらい苦しい日もあると思いますが、どこかに同じように戦っている人がいます。

私もこれからも試行錯誤しながら頑張っていくので、皆さんもぜひ前に進んで下さい。

素敵な春が来ることを願っています。

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この記事を書いた人

当団体のブログへ寄稿してくださった宅浪経験者ライターです。
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