しゅん と申します。2021年度で現役、そこから宅浪して、2022年度に関西外国語大学に合格しました。
誰もが絶対に成功するアドバイスなんかはできないし、ないと思っているので、自分の経験からのアドバイスとエールが、少しでも多くの人のためになればと願っています。
全体を通した自分の反省点
まずはじめに、自分の受験経験を振り返った際の反省点について書きたいと思います。
そこから宅浪生のみなさんへのアドバイスに繋げていきます。
①現役時代に諦めてやり切らなかった
現役時代は公募までは少し勉強をしてました。
公募で滑り止めに合格して、少し余裕が出たのもあったと思いますが、その時期に改めて自分の将来について考えていました。
自分はもっとできたんじゃないかと思い、当時の第一志望は自分が行きたいっていうより自分ならこれくらいだろうと決めたところだったので、レベルを上げようと思いました。
ですが、今からでは間に合わないと思い、その頃から浪人を考えだしました。
今思えば最初から限界を決めてしまっていたことと、時間はまだあるのに最後までやり切らず諦めてしまったのが現役時代の反省点です。
②浪人を決めた後も勉強を始めるのが遅かった
浪人を決めてから4月までは友達と遊んで勉強はしていませんでした。なぜなら、勉強を始めたらあまり遊べなくなると思っていたからです。
でも今思えば、浪人を決めた時点から勉強は始めるべきでした。
また後で述べますが、むしろ浪人時期も定期的に友達と会うことが宅浪にとってはとても大事になってきます。
③最初から無茶な勉強計画をしてしまった
いざ4月になって浪人生だから、自分は周りより劣っているからと思い込んで最初から十何時間勉強しないといけないと思い始めましたが、なかなか続きませんでした。
現役時代も勉強にあまり身が入っておらず、終わっても遊んでいたので勉強の習慣がなかなか付かず、1週間以上続いたことは一度もありませんでした。
後で述べますが、勉強を続けるためには意識を変えることが必要だと後々気付きました。
④家族や友人とのコミュニケーション不足
もともと家族とは普段から会話が少なかったのですが、正直もうちょっと友達と遊ぶと思っていました。
でも浪人生活を続けて、日に日に友達と連絡が減っていくとより連絡しづらくなって、友達も気を遣ってくれていたので平均しても月一回も会っていないくらいです。
当時は困ったことがあっても調べればなんとかなるし、相談しても意味がないと思っていました。
でも大事なのはそこではなく、些細なことでも親や友達とコミュニケーションを取ることでした。
⑤模試を受けていない
当時は全然勉強できていなかったので模試を受けても意味がないと思ってしまっていました。
ですが、頭では分かっていても実際に模試を受けて自分のレベルを自覚するのは大事だと思いました。
宅浪生へのアドバイスは3つ
以上の反省点を踏まえ、自分に境遇の近い人向けになってしまうかもしれないですが、とりあえず僕からのアドバイスを3つ書きます。
①勉強はやる気ではなく習慣化
②コミュニケーションの重要性
③模試は必須
①勉強はやる気ではなく習慣化
まず、勉強はやる気でどうこうなるものでは無いです。
勉強は歯磨きや入浴などと同じく何も考えなくてもできるというレベルまでの習慣化が勉強を続けるコツです。
特に勉強の習慣がない人が勉強を習慣化するために僕から言えることは、最初から長時間勉強しようとしても必ず続かなくなるということです。
自分は浪人生だから、他の人より劣っているから、もう本番まで時間がないからなどといって焦る気持ちは分かりますが、
いきなり無茶な勉強をしてもせいぜい1週間続けばいい方です。
なのでどんな時でも、本番直前だとしても勉強を継続するために無茶はせずに考えて勉強計画を立てるべきです。習慣化の方法は調べればすぐ見つかります。
②コミュニケーションの重要性
そして、受験は特に浪人生は一人で抱え込んではいけません。
人はそこまで強いものではありません。浪人とはとても辛いものです。
どんなにメンタルが強い人でもこの受験に人生がかかっていると感じてしまったり、失敗すれば人生が終わるとまで考えてしまいます。 鬱になってしまう人や命を絶ってしまう人もいます。
理想は同じ浪人生の友達がいればその子になんでも言えばいいんです。
もし一人で浪人するなら少なくとも家族にはなんでも隠さず話すべきです。
心配をかけたくない、友達に情けないところを見せれない、そう思う気持ちは分かります。
ですが、親や友達はいつでもあなたの力になってくれます。
誰かと話す機会が減れば減るほど、日が経てば経つほどより話しづらくなります。
そうならないために最初から些細なことでいいので会話をすることが大切です。もし一人で抱え込んでしまったら勇気を出して誰かに伝えましょう。それだけでものすごく気が楽になります。
浪人期は本当にメンタルが敏感になり、それは勉強に大きく影響します。
反省点で少し書きましたが、自分の場合夏までは友人とは月に一度は会えていたのですが、その後は一度しか会えていませんでした。
僕はそれで勉強へのモチベーションが続かなかったり、自己嫌悪に陥ったりということにつながりました。
遊んだ方がいいというよりも、自分の現状や考えてること、思ってることを誰かに話すだけで勉強を続けるモチベーションに繋がったりします。
追い込み過ぎている人は少し気が楽になったり、どうしても1人背負いこむとネガティブになってしまうので特に家族とは毎日会話をするべきです。
人とのコミュニケーションは必ず欠かしてはいけません。
③模試は必須
宅浪は時の流れや自分の立ち位置に気づきづらいです。そんな中で勉強を続けるのはなかなか難しいです。
なので勉強を始めてから受けられる模試は受けられるだけ受けていいと思います。
人はなかなか長期間頑張ることが難しいものです。一年間先の本番までひたすら頑張るよりも少し先の目標があれば、頑張れるかどうかは全然変わってきます。
模試を受けてもどうせ今の実力じゃ、結果が出るのが怖い、その気持ちは分かりますが正直、
直前で結果がE判定であろうが受かる人は受かります。なので、そこまで結果は重要ではありません。
それよりも自分には今何が足りてないのか、頭では分かっていてもこれは思っている以上に大切です。
赤本でも同じです。正直、僕は直前期でなくても、赤本は週一で解いたらいいんじゃないかと思うほどです。
同じ理由でもっといえば公募や共通テストも受けるべきだと思います。
ですが、自分は専門家ではないので強要はできません。しかし、長期間頑張るうえで少し先に目標を決めることはとても大切です。
最後に
ここまで話してきましたが、具体的な勉強法などもっと細かく言えばたくさんありますが、正直言ってしまえばその辺りは人それぞれなのです。
なので、今は調べればたくさんの情報が溢れているのでたくさん試してたくさん失敗してください。
勉強は1番公平なものです。
努力すれば必ず結果が出ると無責任なことは言えませんが、あえて言います。
努力は必ず結果に繋がります。
勉強とはそういうもので、そしてあなたにはあなたが思っている何倍もの力があります。なので最後まで諦めずやり切ってみてください。
もちろん完璧な浪人生活を過ごせる人なんて一人もいません。受験とは失敗の連続です。そこからたくさん学んで昨日の自分より成長していくのです。
だから、上手く行かない時、今までの自分を否定しないであげてください。
それもあなた自身であり、その失敗があるから成長できるのです。
それでも失敗するかもしれません。
でも忘れないでください。人生はここで終わりではありません。受験を失敗で終えてもまだまだ人生は続きます。
その失敗を意味のある失敗にするのか、それとも無駄な失敗で終わらすのか、それはこれからのあなた次第なのです。
将来なんてどうとでもなります。なので今を全力で生きてみてください。そして過去の自分に後悔はしないでください。どんな結果になろうと必ず得られるものはあります。
楽しんでください。
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